こんにちは。管理人です。
今回紹介する体験談は、トラックと自転車の接触事故の話です。
それでは、体験談をどうぞ!
目次
【体験談】追い越しを掛けて、自転車と接触してしまった
私の年齢は31歳、男性で、トラックドライバーをしています。事故を起こしたのはもう5年ほど前のことになります。
追い越しを掛けた後、元の車線に戻ろうとした私
私はいつものように仕事を進め、午前最後の仕事先に向かう途中でした。
正直もうトラック(4t車)の運転にも慣れて余裕が出ていた頃でした。今思えばその余裕が事故を誘発した原因だったのかもしれません。
何年も走っている道をいつものように次の仕事先に向かう途中、私の左前方をスポーツタイプの自転車が走っていました。片側一車線の道だったので、対向車が途切れた時を見計らって私は追い越しを始めました。
しかしそのとき、対向車が目に入って来て、「もう追い越しただろう」と勝手に思い込んで大して確認もせず元に車線に戻ると、一瞬サイドミラー越しに自転車が転倒するのが見えました。
自分の車が自転車を転倒させたことに気づき…
最初何が起きたか理解できず、なぜ自転車が勝手に転んだんだろう?と考えていました。
しかし後方を走っていた別のトラックにパッシングとクラクションで合図されたので、その時初めて気づきました。自分が自転車を倒したんだと。
接触してから300mほど離れたところで止まり、走ってその人のところに駆け寄ると、その人はうずくまっていました。
見るからに大けがをしているのが分かったので、すぐに救急車を呼び搬送してもらいました。救急車を待つ間私はひたすら謝ることしかできず、その人はとても怒っていました。
一歩間違えば死亡事故にもなりかねない事故で、私は時間が経つほど体の震えが止まりませんでした。
救急車で搬送され、その後警察が来て現場検証をしました。具体的な追い越し場所、元の車線に戻り始めた場所、停車した場所等を細かく聞かれました。
警察の方がトラックを調べると、左後部のサイドに何かを擦ったような跡があり、そこに接触したようでした。
その後すぐには警察署には行かず、すべての仕事が終えてからでもいいと警察の方がおっしゃってくれて、仕事を終えてから警察署に行き事情聴取を受けました。
相手は大怪我だったが、軽傷扱いの免停に
この時点で、業務上過失致傷ということで取調室へと連れていかれました。もうここまでくると、とんでもないとこをしてしまったと考えずにはいられませんでした。
一通り聴取を終え、相手方の怪我の具合を聞いたところ、肩の複雑骨折をしていたようです。
怪我の具合によって違反点数等が決まり、免停期間が決まるそうです。私の場合重症扱いで免停60日になるかと思いましたが、軽傷扱いの免停30日で済みました。もしかしたら相手方が何かしてくれたのかもしれませんが、私には分かりませんでした。
その後裁判所から出廷命令があり、改めて裁判所で事故当時の細かい状況の確認を受けました。
自動車保険は会社が各トラックに任意保険に加入していたので、特に問題はなかったです。相手方の治療費、自転車代なども含めるとかなりの額になってしまうので、会社が保険に加入していて本当に助かりました。中には無保険のままトラックを運転する会社もあるようですが、やはり対人・対物無制限には最低限入るべきだと強く感じました。
事故はそれ以来起こしていませんが、今後またいつ起きるか分からないので、常に安全運転を意識して走るようにしています。
今回の体験談は以上になります。
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