交通事故の体験談
こんにちは。管理人です。

今回紹介する体験談は、かなり重たい交通事故の体験談です。

それでは、体験談をどうぞ。

【体験談】事故で夫が死亡。搭乗者傷害の保険額があまりに安いと感じた

毎日のように起こる自動車事故。
ニュースで流れてもあまり気にも止めない人も多いでしょう。
私は45歳の時に主人を自動車事故で亡くしました。

仕事中に、追突事故を起こしてしまった夫

主人はトラックの運転手だったので、毎日どこかへ行っていました。
連絡がない日もありましたが、少しでも時間があれば電話をくれたり海や山の写真を撮っては送ってくれていました。
当時私はフルタイムで働いていたので、度々来るメールを「いい加減にしてよ、仕事中やで」なんて思っていましたが、死んでしまったらもうメールもこなければ声を聞くこともできません。
主人は娘の大学の入学式の日に、仕事でトラックを運転中に事故を起こし、帰らぬ人となりました。

事故はお互いが大型トラックで、高速道路のトンネル内に停車していた荷物を載せたいわゆる平ボテの後ろに主人の大型トラックが追突して胸部あたりにつきささるように止まりなかなか救出してもらえず、高速道路は2時間通行止めになりました。

私のところに電話がかかってきたのは深夜の2時頃だったと思います。
まず会社の方からかかってきて、次は病院、最後は警察。
「お亡くなりになりました」との電話の声を今だに忘れることができません。

主人は亡くなったのに、保障が薄い保険

自動車事故は保険に入っていれば大丈夫と思っている人がほとんどだと思います。
でもご存知のように、たとえトンネル内の停車が違反であったとしても、追突したうちの主人の方が悪いため、相手に対して賠償しなければなりません。
会社の車ですから保険は入っています。
相手に対して賠償責任があるものに関しては、保険会社が対応してくれました。
お互いのトラックは廃車、相手の運転手はムチ打ちで通院とのこと。
しかし追突という事故だったために、亡くなった主人や遺族の私たちには何もありません。
自動車保険で加害者として扱われながら亡くなった人間に対してある保障は自分の乗っていたトラックにかけてもらっていた保険の「搭乗者傷害特約」だけでした。
それも会社が掛けているので、個人の自動車に掛けるようには手厚くなっていません。
最高額500万円だけでした。

時間が掛かったが、満額下りた自賠責保険

でも幸いにそのお金だけは早いうちに払ってもらいました。
社長さんは全額を遺族の私たちに渡してくださいましたが、中には会社で掛けているからそこから会社の中での規定の金額しか家族に渡さない会社もあります。
それを知っていたので、社長さんには本当に感謝しています。
あと「自賠責保険からもらえるやろ?」と軽く言う方がおられますが、これもこんな立場になってからでないと知らない、わからないことがあります。
自賠責保険の最高額は3,000万円ですが、この金額の中には様々な内訳があります。
そして実際に決定が下りるまでに約1年かかりました。
そして自賠責の保険金が下りないうちは遺族年金ももらえないのです。
つまりは搭乗者傷害分のお金で当面遺族は生きていかなくてはいけません。

交通事故となると様々なことが調べられました。
当然過労や過重労働がなかったか、既往歴はないか、普段から薬を飲んでいなかったかなど、その当時だけでないこともたくさん警察にお話ししました。
主人は幸いにも交通事故を起こす要因になるものは全くなく、トンネル内に停車中の大型トラックを避けることができず追突したということになり、自賠責保険も満額おりました。

今になって言えるのは会社の車であっても搭乗者傷害の保険金額は500万円では安すぎないか?ということです。
でも遺族に全部渡してもらえたから言える話なのでしょうが、弔慰金程度しか出さない会社にとっては関係ないのかもしれません。
でもこのようなケースでも、たくさんの方にお世話になりご尽力頂き本当に感謝しています。
これからも人の命が奪われるような大きな事故は少しでも減るように、関わる方皆さんに心がけて頂きたいと思うだけです。


今回の体験談は以上になります。


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