こんにちは。管理人です。
自動車やバイク、原付などの購入を検討される方は沢山いると思いますが、購入の際にちゃんと自動車保険への加入をしているでしょうか?
自動車保険の仕組みは結構複雑なので、面倒くさいと思ってしまっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、購入を検討されている方に自動車保険の仕組みや種類、加入のポイントなどについてお話します。
今回の内容が理解できると、自動車保険を選ぶ際にも役に立ちますよ。
目次
そもそも自動車保険とはどのようなものなの?
自動車保険とは、自動車やバイク、原付などで事故を起こしてしまった際にその損害を補償するために加入が必要な保険です。
火災保険や地震保険などの他の保険と同様に何らかのトラブルが発生した際に保険である程度保障されるもので、自動車保険の場合は、運転による人身事故や車同士の衝突などの物損事故を保障する内容になります。
自動車保険は、大きく分けて自賠責保険と任意保険の2つに分類されます。
自賠責保険と任意保険それぞれの特徴やポイントについてお話します。
自賠責保険とは?
自賠責保険は、自動車やバイク、原付などを購入した際に加入が法律により定められています。
人身事故などが発生した際に「自分以外の被害者」のケガなどに対して最低限の保障がされる保険になります。
つまり、もし交通事故で自分自身が長期の入院が必要になるような大けがを負ったとしてもまったく保証されません。
保証されるのはあくまでも「被害者のみ」です。
自賠責保険の保険料
自賠責保険の保険料は、
- 普通自動車 12ヶ月 17.940〜37ヶ月44.190
- 軽自動車 12ヶ月 15.010〜37ヶ月35.340
- 二輪 《251cc以上》 12ヶ月 12.630〜25ヶ月 20.770
となっています。
自動車やバイクの排気量によってそれぞれ値段が変わっています。加入時にまとめて支払いほど安くなり、更新忘れなどのトラブルが減ります。
解約した時に残った月分の保険料が戻ってくるので、まとめて支払いと安心できます。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険で保障される金額は、死亡のケースで最大3000万円、軽いケガなどのケースで最大120万円、その他後遺症などを患ったケースで障害の重度さに応じて第14級の75万円から第一級4000万円まで補償されます。
はっきり言って、死亡事故などが起きてしまうと、この程度の補償内容ではカバーしきれないため、後述する任意保険の加入が必須になります。
また、自賠責保険は、自分自身への保障が全く適用されないので、人身、物損事故での自分のケガや自動車などの修理代が自己負担になります。
さらに、補償金額を超える損害賠償や医療費が発生した場合は、自腹になります。
多くの人身事故の場合は、自賠責保険で補えないケースや車の修理代などを考慮すると任意保険の加入が必要になります。
任意保険とは?
任意保険は、自賠責保険で補えないほどの損害が発生する場合に備えて、必要な保険になります。
任意保険という通りで加入する義務がないですが、事故で発生した時の自分自身のケガや自動車などの修理代を保障するために加入の必要性があります。
任意保険の種類
任意保険には、賠償責任保険と傷害保険、車両保険の3つに分かれています。
さらに賠償責任保険は、対人、対物賠償保険の2つに分かれて、傷害保険が、搭乗者損害保険、自損事故保険、無保険者傷害保険、人身損害保険の4つ分かれます。
この7つの保険をそれぞれ含めた保険商品が各保険会社から提供されています。
■賠償責任保険
⇒対人賠償保険
⇒対物賠償保険
■傷害保険
⇒搭乗者損害保険
⇒自損事故保険
⇒無保険者傷害保険
⇒人身損害保険
■車両保険
⇒車両保険
保険料は、任意保険のプランや年齢、等級、自動車、バイクなどの車両によって違うので、一概には言えません。
購入する際に各保険会社の商品を見ることが大切です。
それでは、任意保険のそれぞれについてみていきましょう。
対人賠償保険
対人賠償保険は、自賠責保険と同様に「他人」がケガをしてしまったり、死亡してしまったりした際の保険です。よく「対人無制限」という言葉を聞いたことがあると思いますが、他人のケガに対して無制限に補償をしてくれるという意味です。
対物賠償保険
対物賠償保険は、自賠責保険と同様に「他人」の車や壁などを破壊してしまった際の保険です。よく「対物無制限」という言葉を聞いたことがあると思いますが、他人の物を壊した際に無制限に保障してくれるという意味です。
搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険は、運転手や同乗者を対象にした保険です。先ほどの対人賠償保険や自賠責保険では「他人」のケガや脂肪しか補償がないため、これに入ってない場合には自分自身のケガなどは一切保証されません。
自損事故保険
自損事故保険は、電柱にぶつかったり壁にぶつかったり相手がいない事故(自損事故)を対象にした保険です。壊したものが高いと自分のお金だけで補修するのは大変になってしまうための保険です。
無保険者傷害保険
無保険者傷害保険は、事故の相手が無保険だった場合の保険です。交通事故は多額の賠償が必要なケースも多いのですが、相手が無保険だった場合、その賠償が出来ないこともあります。そんなケースで補償を行ってくれるのがこの保険です。
人身傷害補償保険
人身傷害補償保険は、自分の過失を含めてケガを保証してくれる保険です。対人賠償保険との違いは、自分の過失によって保険金が減額されないことと、歩行中の自動車事故などにも対応してくれる点です。
車両保険
車両保険は、事故によって壊れてしまった自分のクルマを修理するための保険です。これに入っていないと、交通事故によって自分のクルマが壊れてしまった際の修理費は実費となります。
自動車保険(任意保険)の等級とは?
次に任意保険加入の時に登場する等級について詳しくお話しします。
細かい数字は覚える必要はありませんが、一度でも事故を起こしたことがある人と無い人では全然保険料が変わってくることだけは理解しておいてください。
等級の仕組みについて
等級とは、任意保険の加入や更新などに保険会社がドライバーの信頼度を確認するための基準となる数字になります。
等級の数字は、1〜20等級まであり、数字の大きさに比例して、保険料の割増引率が決まります。別名でノンフリート等級別料率制度と呼ばれています。
等級が低いほど保険料が高くなり、他の保険などの切り替えが難しくなり、等級が高いほど保険料が安くなり、保険会社から信頼度が高くなる仕組みになっています。
初めて任意保険に加入した時は、6等級からスタートして、毎年の更新まで無事故の場合は、1等級プラスされます。
ただし、事故を起こして保険を使用した場合は、一回の使用につき3等級マイナスになり、1等級になると保険の強制解約や他の保険加入が厳しくなります。
事故係数と無事故係数とは?保険料の割引増率は?
保険料の割引増率は、一度も事故を起こしたことがない場合の無事故係数と過去に一度でも事故を起こした場合の事故係数によって違いがあります。
1〜6等級の場合は共通で1〜3が64〜12%割増、4〜6が2〜19%の割引になります。
等級 |
割引/割増率
|
|
---|---|---|
無事故係数 | 事故係数 | |
1等級 | +64% | |
2等級 | +28% | |
3等級 | +12% | |
4等級 | -2% | |
5等級 | -13% | |
6等級 | -19% | |
7等級 | -30% | -20% |
8等級 | -40% | -21% |
9等級 | -43% | -22% |
10等級 | -45% | -23% |
11等級 | -47% | -25% |
12等級 | -48% | -27% |
13等級 | -49% | -29% |
14等級 | -50% | -31% |
15等級 | -51% | -33% |
16等級 | -52% | -36% |
17等級 | -53% | -38% |
18等級 | -54% | -40% |
19等級 | -55% | -42% |
20等級 | -63% | -44% |
無事故と事故等級では20等級の場合で63%と44%で割引率が大きく違うので、事故を起こさなように安全運転が大切になります。
任意保険の加入のポイントと安くする方法は?
最後に任意保険加入のポイントや安くする方法などをご紹介します。
任意保険の選ぶポイント
任意保険は、保険会社の保険商品によって違いがありますので最低限押さえおきたいポイントをご紹介します。
まず、任意保険ではプランにある対物、対人賠償などの各保険の補償範囲や補償額を確認しましょう。
それぞれの保険に補償額が設定されており、損害額が高くなる対人、対物では無制限まであります。
高級車などを購入する場合は、車両保険に加入していない事故で自車の修理が保障されないので、修理代が高くなる恐れがあるります。
購入する自動車や万が一の事故に備えて、きちんと見ておきたいです。
他には、保険商品によってプラスの特典として特約をつけることができます。
もしもの事故で車が動かない場合にレンタカーや代車、レッカー移動などを一定範囲まで保障される代車費用担保特約や被保険者以外が運転した場合でも保険が適用される他者運転危険担保、臨時運転者特約、家族限定特約、子供特約があります。
また、被保険者か同居家族が所有するバイクにも一定の保障が付くバイク特約などあるので、一緒チェックしておきたいです。
保険料を安くする方法
一番気になる保険料を安くする方法がいくつかあります。
各保険は、所有または購入する車種によって値段に違いがあります。
軽自動車や普通自動車のグレードの低い車種ほど安く、高級車やスポーカーなどグレードの高い車ほど高くなります。
その他には、保険で保障される年齢や範囲を制限したり、分割でなく一括支払い、無事故等級を上げるなど様々な方法があります。
また、新規や2代目の自動車の保険加入では、11等級以上での引き継ぎ割引や親から子共などへの家族間の引き継ぎなどで安くなくなります。
自動車保険のまとめ
自動車保険のおおまかな内容やポイントをご紹介しました。
自動車保険の中でも任意保険への加入は、万が一の事故での自分や家族、被害者を守るために必要ものになります。
任意保険に加入していない場合の事故は、数千万、数億の損害を自己負担する可能性もあります。
自分だけでなく周りの家族や友人などにも迷惑をかけてしまうので、自動車やバイクを購入する際は、自分に合わせた自動車保険の加入をおすすめします。
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