『比較』自動車保険ランキング!本当におすすめの自動車保険はどこ?

数多く存在する自動車保険会社の中から一体どこを選べばいいのか?特に初めて自動車を購入した人は、なかなか一つに絞れないと思います。

保険料の安さは大切ですが、それと同等、もしくはそれ以上に補償内容にもこだわって吟味するべきです。
いくつかの保険会社を検討し、保険会社の職員とよく相談して最終的には自分で納得して判断するのが一番かもしれません。

もちろん、単純に人気のある保険会社を選ぶというのも選択のひとつです。
『人気がある=多くの人に支持を受けた結果、選ばれている』実績だからです。

保険料の安さの割には補償内容が充実していれば、選ばれる理由になります。
補償内容が非常に充実していれば、保険料はやや高くても選ぶ人もいるでしょう。
このように、人気の自動車保険でも選ばれる理由は利用者によって様々です。

本稿では、多くのドイラバーから支持を受けている自動車会社をランキング形式で掲載し、合わせてその自動車会社の特徴も解説します。
是非、自動車保険選びの参考にしてください。

覚えておきたい『ダイレクト型』と『代理店型』

覚えておきたい『ダイレクト型』と『代理店型』
自動車保険の販売方法には『ダイレクト型』と『代理店型』に大別されます。
ダイレクト型は『通販型』とも呼ばれます。

気軽に申し込めるダイレクト型

ダイレクト型とはインターネットや電話と通じて契約する販売方法です。
通信販売のような感覚で気軽に申し込めて営業所に出向く手間がないというのが最大の特徴でありメリットです。
ダイレクト型は手続きを電話やインターネット、書類郵送で完結するため保険会社は日本各地に営業所を設置する必要がなく、コストダウンが見込めます。
そのためダイレクト型の保険は総じて保険料の安さに定評があります。

担当者と保険内容を吟味できる代理店型

代理店型はとは文字通りで、各地に代理店としての窓口を設置し、保険の契約は窓口にお客さんが来店して、何事も担当職員とやりとりをして見積もりや契約をすすめるという、保険事業の黎明期からあるスタイルです。

インターネットに疎い人や、年配の人を中心に、担当者と直接話しながら契約できるということに安心感を求める人はこちらを選ぶ傾向にあります。

1位 手軽さと確かなノウハウの両立を実現している『SBI損害保険』

SBI損害保険は『SBIホールディングス』や『ソフトバンク』、『あいおい損保』が出資している自動車保険です。
いわゆる外資系ではなく、日本資本のダイレクト型自動車保険です。

SBI損害保険が設立したのは2006年と比較的新参の保険会社といえますが設立後は破竹の勢いで顧客を増やし、『自動車保険といえばSBI損保』といったお馴染みの存在に上り詰めた感があります。

人気の要因はなんといってもダイレクト型の強みを最大限に活かした保険料の安さにあると思われます。
しかしもちろん保険料が安いだけ選ばれるほど単純な話ではありません。

SBI損保は老舗の保険会社である『あいおい損保』が出資しており、保険事業のノウハウにも定評があり、一定の評価を得ています。

SBI損保はまさに、ダイレクト型の手軽さと老舗のノウハウ、そして国内型保険という安心感を備えた非常にバランスのいい自動車保険であることは間違いなく、安心感と手軽さの両立が選ばれ続けている一番の要因と言えるでしょう。

2位 高水準の事故対応満足度を維持し続ける『三井住友ダイレクト』

三井住友ダイレクト保険もSBI損保と同様にダイレクト型の自動車保険です。

三井住友ダイレクトは名前の通りで三井住友グループの出資による保険会社であり、正しくは「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」の傘下ということになります。
他の傘下の保険会社に「三井住友海上」や「あいおいニッセイ同和損害保険」などがあります。

横のつながりを持つ複数の保険会社同士でノウハウが十分に共有され、保険適用時の事故対応満足度は毎年90%を超える高水準を維持しています。

またダイレクト保険の特性を活かして、インターネット割引などのキャンペーンを頻繁に行うなど、保険料の安さにも定評があります。

支払いは年払いと月払いが選択できるようになっており、年払いにするとさらに保険料が安くなるなどの特典もあります。

3位 走行距離で保険料が変わる独自の料金体系の『ソニー損保』

『ソニー損保』は言わずと知れた日本の大企業グループであるソニーグループの傘下の自動車保険です。
こちらも1位のSBI損保、2位の三井住友ダイレクト損保、と同じく国内資本のダイレクト型自動車保険です。

ソニー損保の大きな特徴は車の走行距離に応じて保険料が決まるという独自の料金体系といえます。
自動車の走行距離は人それぞれです。通勤に使うといった理由で毎日乗る人もいれば週末にしか乗らないという人もいます。その両者が自動車保険の料金も同じというのはどうなの?という疑問に応えてくれるソニー損保です。

このような料金体系のためにソニー損保は車を保有しているけど乗る頻度は少ない、という人にとても人気です。

ソニー損保の走行距離と保険料の割引率は以下の通りです。

ソニー損保の走行距離と保険料の割引率
年間走行距離 保険料の割引率
11,000km以下 23%割引
7,000km以下 31%割引
3,000km以下 38%割引

もし自身の車の年間走行距離が割引対象になりそうであれば、ソニー損保を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ・申し込みの手軽さと充実した内容を備えた保険が人気

まとめ・申し込みの手軽さと充実した内容を備えた保険が人気

『比較』自動車保険ランキング
順位 保険会社名 タイプ
1位 SBI損害保険 ダイレクト型
2位 三井住友 ダイレクト型
3位 ソニー損保 ダイレクト型

今回の結果は上位3社がすべて国内資本のダイレクト型でした。
保険料が低めに抑えられるダイレクト保険を選ぶ人は多いようですね。

保険料の割安さが顕著に求められるようになったのは2013年の等級による料金制度の改定、2014年の消費税の増税と続いた時期。
この頃は誰もが自動車保険の保険料が上がったな・・・と感じた時期のはずです。

今回紹介したようなダイレクト型の自動車保険が台頭した理由には、保険会社側がダイレクト型の手軽さだけで終わらさず、補償内容の充実や事故対応の丁寧さもそれなりに重視した結果です。

例えば2位の三井ダイレクトは業界最安の部類ながら、事故対応満足度は毎年高水準を保っています。3位のソニー損保も独自の料金体系を打ち立てて中身の充実も充分アピールできる保険会社です。

上位3社に注目してみると、ダイレクト型の手軽さ保険料の安さと、保険内容の充実さを高い水準で両立していることがわかります。

まずは質実剛健であることが前提であり、保険料を安く抑えるのはその次、というロジックで3社は共通しています。
単純に、保険料が安ければ人気が集まるというような簡単な仕組みではないことは間違いありません。