こんにちは、管理人です。
交通事故に巻き込まれた後、数日経ってから頭痛がした場合の原因はどこにあると思いますか?日常では考えられない交通事故によって起きてしまった頭痛の原因を知り、対策や今後に備えましょう。
目次
交通事故によるむちうち症
むちうち症による吐き気や頭痛は、最大で全体の約3割に及ぶと言われており、そのほとんどが頚部痛も誘発しているといいます。
交通事故の当日は身体が緊張状態のため、一見異常がないと思った場合も数日経ってから頭痛や身体の痛みなどの不調を訴える人も多いようです。
そのため、交通事故に巻き込まれた当日は病院で異常がないと言われた場合であっても、大事をとって安静にしておくのがよいでしょう。
むちうち症とは?
交通事故によって外部から強い衝撃を頭部周辺に受け、頭部や首、肩、腕、腰などに外傷をあまり伴わない症状を「むちうち症」と呼んでいます。
むちうち症は5種類に分類されていますが、その中の一つである「バレ・リュー症状型」の場合、吐き気を伴う頭痛が自覚できる症状としてあります。
交通事故から数日経ってから現れる頭痛とむちうち症には関連があったのです。
交通事故にあったら行うこと
もし、あなたが突然の交通事故に巻き込まれ、当日は痛みがなかったので病院に行かず、数日経ってから痛みが出てきた場合はどうすればよいのでしょうか?
まず、当時の事故で警察へ届け出ていない場合は必ず警察に事故発生の届出を行うようにしてください。
これは被害の大小ではなく道路交通法に基づくルールなので、加害者になんと言われようとも、必ず警察署へ届け出を行うのが適切な対応です。
また、軽傷であっても痛みが後遺症として残らないように、異変を感じたら必ず病院の診断を受けるようにしておきましょう。
加害者側である相手と連絡がつかない、もしくは加害者を特定できない場合であっても泣き寝入りせずに、覚えている自動車の種類や色、ナンバープレートなどを記憶して警察に届け出るようにしましょう。
警察に届出し事故証明書をもらうと、人身損害については政府保障事業から自賠責とほとんど同額の金額を受け取れる可能性があるからです。
交通事故の後、病院で症状を調査する流れ
交通事故で負傷し、体がいつもとちがうと感じたら、病院で必ず診てもらうようにしましょう。
特にバレ・リュー症状型のむちうち症の場合は、病院できちんとした精密検査を受けてから診断に取り掛かる必要があるからです。
なぜなら、むちうち症による吐き気や頭部の痛みがある場合、脳内に原因があると考えられるためです。病院ではレントゲン検査、MRI、CTを使って脳内の様子と骨の異常の有無を確認する必要があります。
むちうち症とは、体の内部にある頚椎の捻挫からくるものですが、交通事故の際に頭部自体を強く打っている可能性もあります。
そのため、頭部に外傷性脳梗塞や脳内出血を引き起こしていないか確認し、脳波チェックも診断されなければなりません。
病院での診断結果で異常がない場合
病院の診断結果では異常が見つからなかったのに、頭痛に見舞われるのがむちうち症の厄介な部分といえるでしょう。
首の捻挫のため、絶対に無理をせず安静にすることが大事です。
また、頭痛が治ったら整体院やカイロプラティックで身体全体の筋肉のこわばりをほぐしてもらうようにしてください。
衝撃によって崩れた身体の筋肉バランスを放っておくと血液循環がますます悪くなり、吐き気や頭痛が慢性的になってしまう恐れがあります。
交通事故後の怪我は翌日現れるとは限らない
交通事故による怪我は様々ですが、むちうち症といった目に見えない怪我は翌日から人によっては1ヶ月後に症状となって現れるといいます。
また、レントゲンやMRIを使った検査を受けても、異常なしと言われてしまい、湿布や痛み止めを処方されて治療が終わってしまう場合もあります。
むちうち症とは、交通事故にあった瞬間、頚椎(首)がムチの様にしなり、筋肉や靭帯、神経や血管などにダメージを受ける症状です。
直後に症状が出現しなくても、後日痛みを発症する場合が多く、完治するまでに長期間かかるのが特徴といえます。
症状が重い場合は、頚椎を固定する器具を使って動きによる痛みを抑える方法もありますが、多くは筋肉の血行をよくするマッサージやマイクロ波の治療などで痛みを緩和していきます。
数日後に痛みがでてくる理由
交通事故にあった時の衝撃は首や背中、腰まで繋がっている脊柱起立筋にダメージを与えます。
さらに、この筋肉に付着している頚椎や胸椎、腰椎、骨盤までもが引っ張られてしまうので、全身の骨がゆがみを起こしてしまいます。
骨のゆがみは筋肉を凝り固まらせ血流を悪くした後、痛みとして身体へ症状として現れるといいます。
軽めの追突事故や接触事故であっても身体に見えない筋肉や骨が損傷している場合があるので、事故当日は軽傷であっても念のため病院で診察を受けるようにして、数日間はその他に異常が現れないか様子をみるようにしてください。
後日痛みが出た場合、人身事故に切り替えることができる
事故当日はなんともなかったので物損事故として処理したものの、1週間ほど経ってから首の痛みと頭痛がひどくなってきた場合、所定の手続きを行うことで人身事故扱いに切り替えることも可能です。
交通事故発生から頭痛の自覚まで大幅に時間が経過していると、事故との関連がとれないとして保険がおりない場合もあります。もし症状に違和感を感じたら、早めに相談することが解決の近道です。
交通事故から数日経った頭痛であっても、途中で人身事故扱いに変更すれば治療費等の請求も行えるので、身体の不調を感じたら相手もしくは相手側の保険会社へ連絡しましょう。
また、気が動転しているからといって、示談書に「事故による怪我はないので、今後いっさい加害者へ請求はしない」といった内容には同意しないように注意してください。
交通事故による負傷として、頭痛の症状を訴えることは多いと言われています。
首の内部にある頚椎には体を動かすために必要な大事な神経が複数通っているので、見た目の外傷ではなんともない風に思えても、内部のダメージがあれば時間がかかってから症状は自覚できるようになる場合もあるようです。
物損事故扱いにしたから、相手がわからないから、少し時間が経ってしまったからと諦めないで、きになる症状が身体に現れた時は病院の受診を推奨します。
まとめ
以上のことから、もし交通事故に遭遇した後しばらく経ってから頭痛がした場合は、むちうち症による神経のダメージや頭部を負傷している場合を疑って、すぐに最寄りの病院へ行くようにこころがけてください。
もし、事故発生からしばらく経ってから受診した場合、交通事故による負傷であると認定されない恐れがあります。
詳しくは、現在加入している自動車保険の契約内容を確認するようにしましょう。
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